熱中症の症状や原因、対処法や対応、応急処置の仕方とともに、子供から高齢者まで誰でも室内や屋内、運動中でも気温や湿度によって発生する場合がある熱中症の予防方法などを紹介しています。
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熱中症の症状は、軽いと「ちょっと気持ちが悪い」くらいにしか感じないため、処置が遅れて大変なことになってしまうケースが多いようです。熱中症の症状を正しく知ることで早目の対処や対策ができるといえます。
熱中症の予防や対策としては気温や湿度ともに高い時期の服装は、吸湿性・通気性がよいもので、熱を吸収しない白っぽい色合いのものがよいでしょう。帽子をかぶることも大切ですが、黒っぽい帽子は逆に熱を吸収して頭部に熱をためてしまうことになるので注意して下さい。飲み物はただの水ではなく、塩分の入ったスポーツ飲料やドリンクなどをこまめにとることを心掛けましょう。炎天下での過度な運動は避けるべきですが、クラブ活動などの場合は、強制的に水分補給をしたり体を冷やしたりする時間を設けることが熱中症の予防や対策として効果的といえます。
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熱中症の症状では軽度とされているものは、立ちくらみやめまい、痛みを伴う腹筋やふくらはぎなどの筋肉の痙攣またはこむら返りなどがあります。また、運動を終えた直後に数秒程度の極短時間の失神をおこしたり、顔色が悪い、呼吸数が増加する、唇の痺れるなどの症状がみられることがあるようです。中度になると、強い脱力感、頭痛、吐き気または嘔吐、めまい、また失神などのうち、いくつかの症状が重なって起こりします。顔色は真っ青になり、大量の汗が出て脈も非常に速くなっています。この時血圧は下がっています。この時点で熱中症を疑わず、適切な処置をしないと重症になってしまうのです。重度の熱中症の症状は、言動や行動がおかしくなるなどの意識障害や過呼吸が、先に示した中度の症状に重なって起こります。こうなると、体の中では血液が固まって全身に影響を与え、非常に危険な状態となります。熱中症の症状は軽いものから徐々に現れるとは限りません。また、自分で熱中症と判断しにくいものでもあります。特にお年寄りは症状の自覚が遅れたり、こども達はうまく症状を訴えることが出来なかったりします。熱中症が最も多く発症するこの季節、自分自身はもとより、まわりの人に対してもお互いの様子に目を配り、熱中症の症状または疑いが少しでもある場合は、早目に対処しましょう。
熱中症の原因は、高温多湿な環境または運動などにより、体温を調節する機能が損なわれて、体内の温度がどんどん上がってしまうことによります。人は普通、体内の熱を皮膚の表面から放出したり、汗をかき蒸発する際の気化熱によって熱を発散させ体温を適切な状態に保っています。ところが、熱中症が最も多く発生する真夏には、気温も湿度も非常に高くなり、このような機能が損なわれてしまうのです。また、湿度が高い状態では、汗をかいても蒸発できずにただ流れ落ちてしまいますね。これでは気化熱を利用して体内の熱を発散することも出来ないので、体温はどんどん上昇してしまい、熱中症を引き起こしてしまう原因になります。一般的に熱中症は屋外の強い日差しの中で長時間過ごしたり、運動したりする人に起こると考えている人が多いと思います。しかし、室内にいても温度や湿度が高い状態で長時間過ごすと熱中症を起こす可能性は大いにあり、高齢者が室内で熱中症になったというニュースをよく耳にしますね。また、屋内スポーツでも危険性は大きいといえます。室温や湿度の問題に加えて、運動することにより筋肉自体が熱をもち体内の温度が上がるためです。体育館で運動中の学生が熱中症になった例はいくつもありますし、暑くない時期でも脱水などによって発生し得るので注意が必要です。
熱中症の応急処置としては、症状が少しでも見られたら落ち着いて早めに対処することが大切です。まず、風通しの良い日陰や冷房の効いた部屋などの涼しい場所へ運び、服をゆるめて楽な姿勢で寝かせてあげます。顔色が悪い場合は足を高くします。この時体に触ってみて皮膚の温度が高いようなら、体温を下げるために、全身の皮膚の表面を水でぬらし、扇風機やうちわで扇ぐなどして風をあてます。逆に皮膚が冷たくて震えがあるような場合は、タオルなどで皮膚をさすってあげます。熱中症の症状で本人に意識があって、吐き気や嘔吐がないときは、水分を補給してあげましょう。水よりもスポーツ飲料や薄い塩水がよいので、用意して飲ませます。ただし、熱中症の応急処置をする際に、おかしな言動や行動などの錯乱がみられたり、全身の痙攣、または昏睡状態である場合には、救急車を呼ぶなどして一刻も早く病院へ運ぶ必要があります。