食物アレルギーの症状

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食物アレルギーとは、ある特定の食物を食べたことが原因となって、何らかのアレルギー症状があらわれることをいいます。通常は、食べ物を食べた直後から4時間以内にアレルギー症状が現れる「即時型アレルギー」をさします。一般に、食物アレルギーは、生まれた直後から2,3歳までの乳幼児期に、最も頻繁に発症し、年齢が高くなるにつれて減少していくのが普通であるようです。最も多く見られる食物アレルギーの症状として、じんましんがでたり、皮膚が赤くなったり、むくみがでたりします。こういった症状が単独ではなく、複合的にあらわれることもあります。皮膚症状だけではなく、咳や、喘息の発作を起こしたり、下痢や腹痛を訴え、嘔吐することもあります。食べ物の通り道にそって、口の中、喉、食道が腫れたり、かゆみをおぼえたりすることもあります。食物アレルギーの究極の状態になると、血圧が急降下して、意識を失うことさえあります。これを、食物アレルギーによるアナフィラキシーショックといいます。アレルギーを起こし原因となる食べ物を食物アレルゲンといいますが、赤ちゃんなどの乳幼児や、子供によく見られる食物アレルゲンは、卵、大豆、牛乳、小麦、成人では、カニや海老などの甲殻類、青魚類、小麦、ソバ、南国の果物などで、年齢による違いがあることも知られています。食品を食べた直後ではなく、2,3日後に湿疹が悪化したりすることもあり、その場合は、遅延型の食物アレルギーの可能性があります。ですが、この場合、時間差があるだけに、本当に食物が原因かどうかを特定するには、条件を変えながら繰り返し検証して、因果関係を証明するしかありません。

食物アレルギーの原因

食物アレルギーの原因となるのは、食べ物の中に含まれるたんぱく質です。人の体内には、たんぱく質に激しく反応するIgE抗体という免疫細胞があり、これが、特定の食品を食べた時に異物とみなして攻撃し、その結果として、皮膚の湿疹や赤みをはじめ、呼吸困難などの全身症状に至るようなアレルギー症状が引き起こされるメカニズムになっています。また、食物アレルギーについて検査する方法はいくつかあります。一つは、血液中のIgE抗体がどれくらいあるかしらべる方法です。ここで、問題なのは、抗体価が高くても、食物アレルギー反応としては、弱いケースもあるということです。また、血液と、アレルゲンを混ぜ合わせてみて、観察する検査もありますが、種類が限られているので、特殊な食べ物のアレルギーについては、分かりません。皮膚に小さな引っかき傷をつけて、テストする方法もありますが、あまり強いアレルギーの人には、刺激がありすぎるのでおすすめできません。やはり、実際に、少量ずつから疑わしい食物を摂取して、体の反応を地道に調べることが、原因となる食物を調べる、一番の方法と言えます。

食物アレルギーの予防

食物アレルギーかどうかは、食べてみて初めて分かることが多く、あらかじめ予防することは難しいといえます。また、何度か食べてみた経験や、血液検査などの結果、特定の食べ物にアレルギーを持つことが分かった場合の対策法は、単に、それを食べなければよいということではありません。アレルギー症状の程度によって、対策を変える必要があります。なぜなら、完璧な除去食を実行することによって、かえってアレルゲンに過敏になり、久しぶりに少し口にしただけで、劇的なショック症状を引き起こす原因にもなります。そのため、すこしかゆくなる、赤くなるといった軽度の食物アレルギーなら、なるべく避けるようにしながらも、ごくたまには、口にしてみてもよいのです。もちろん、その食べ物が嫌いならば、無理強いすることはありませんが、知らずに食べた市販品でアレルギー反応が起ることを防ぐために、厚生労働省は、卵、乳、小麦、そば、落花生を含む食品には、パッケージに品目表示することを義務付けています。特定の食物アレルギーがあるときは、購入の際に必ずラベルを確かめて、未然にトラブルを防ぎましょう。また、食物アレルギーとうまく付き合っていくためには、日ごろから、自分が口にする食べ物の原材料や加工方法などに、関心を持ち、体の変化を注意深く観察することが大切です。

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乳幼児食物アレルギー

食物アレルギーは、乳幼児に多く見られますが、成長期に極端な食事制限をすると、栄養が不足し、子供の発育に影響を及ぼす可能性があり、他の子と同じものを食べられないことが、子供にとって大きなストレスにもなります。除去食を試みるときは、できるだけ経験のある医者のもとで、慎重に行うようにします。また、近年では、卵、乳製品、小麦にアレルギーがある子供でも、食べられるケーキやお菓子など、代替食品も出回っているので、そういった食品を取り入れていくことが大切です。